あとがき




ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
もともと「天陽国」は五話くらいで終わりにしようと考えていた中編小説だったりします。
にもかかわらず、予想を遙かに超える話数を獲得した上に完結まで辿り着き、誰よりも管理人が驚いているところです…。

実はこの「天陽国」ですが、こっそり中国を舞台にしようと思って書いた話でした。
そのわりに中国らしさが感じられない、一歩間違えば剣が出てるからヨーロッパ、な感じですが。
国名だけはなんとか表現しようと思って、天深(ティエンシェン)と陽明(ヤンミン)と読み仮名をこっそり設定してみたりしていました。
また、ゼフィとレアスの名前の由来はギリシャ神話から拝借しました。
元は西風のゼピュロスと北風のボレアスです。全然違いますね…笑。

ありがたいことに連載中、感想も沢山頂いてしまいました。
連載当時は確か切ない恋愛ロマンと称していたので、「本当に切ない」「二人が幸せになってほしい」などなど。
特に後者に関しては期待裏切ってすみません…。本当にすみません…。
この話を考え始めた頃は、異国間や異民族の恋愛がなにかとクリーンヒットしてました。
ロミジュリや某テーマパークショーのテーマもそんな感じで、異国間の二人が愛し合う、そこに惚れたのがきっかけです。

もちろんこれからも感想を頂けるととても嬉しいです。パソコンの画面越しに小躍りして喜びます。
あとがき、色々と長くなってしまいましたが、ここまで応援して下さった方、読んで頂いた方に心から感謝しています。

本当にありがとうございました。



BACK/TOP
2006/12/18