死者の残留思念が形となった悪霊。理性を失った彼らは世界に悪影響を及ぼし始めていた。 古より異端とされてきた魔力を持つ者の生きる道、それが悪霊を冥界へと導く使者となること。 己の使命を果たすため、魔術師は悪霊を一掃するために命を賭す。 ウィザロ・オルコット (Wizaro Alcott) 五歳のときにすべてを悟った魔術師の少年、十歳。意味ありげな笑顔が良くも悪くも特徴的。 そんな彼の悩みは、髪がかなりの癖毛で朝夕問わずまとまりがないこと。 ■ 「森の妖精」篇 セリア・ドラクロワ (Celie Delacroix) 深い森の奥にある小さな家に一人で暮らしている少女。華奢で色白。 祖母から継いだ家と森を心から愛している。 ■ 「陽気な戦士」篇 ヴィルヘルム・クルシュマン (Wilhelm Curschmann) 五十年前に起きた、数カ国を巻き込んだと言う三年戦争で散った若き兵士。 故郷ではまだ家族が生きているらしく、死してからもなお彼らのことを想っている。 ボリス・ダナー (Boris Danner) 宿屋「ラストプラッツ」の主人。少々優柔不断。 アレグラ・ダナー (Allegra Danner) 宿屋「ラストプラッツ」の女主人。夫のボリスよりもかなり潔い性格。 ■ 「小さな魔術師」篇 ライアン・ステイシー (Rian Stacey) Aランク地区を任されている先遣隊の少年。ウィザロと同期、十歳。 幼い頃に家族を悪霊に殺されて以来、悪霊に強い恨みを持っている。 アベル・ジョンソン (Abel Johnson) ウィザロ、ライアンたちの恩師。ゲオルグの教え子でもある。 ゲオルグ・ダブロフスキー (Georg Dabrowski) 魔術師養成機構(WTO:Wizard Training Organization)創設者であり一代目理事長。 外見年齢は六十歳くらいだが、その二倍は生きていると囁かれている男。くすんだ眼鏡をかけている。 ■ 「消せない過去」篇 No character... ■ 「意志を継ぐ者」篇 アレックス・ベックフォード (Alex Beckford) 魔術師養成機構の先遣隊の少年。十歳。 学年主席であり、自分の実力に絶対の自信を持っている。容姿が幼い頃のライアンとよく似ている。 BACK |