この世界に永遠はない。この世界に不変でありつづけるものはない。 これは、崩壊の音を紡ぐ物語。 流水 音色 (ナガレ ネイロ) 藤波市立咲が丘中学校三年生に在籍する極普通の十五歳。 ウィリネグロスからネックレスを託され、のちに日和の手によって前世の記憶を継ぐ。守護霊はリーネ、眷属は水と風。 緑木 日和 (ミドリギ ヒヨリ) 国内で五本指内に入る大富豪、緑木グループの御曹司。十五歳。守護霊はサーン、眷属は地と光。 名家の子息であるにもかかわらず転校先として公立中学校を選び、一日にしてその学校中を騒然とさせた張本人。 夜霧 空也 (ヨギリ クウヤ) 夜霧家の一人息子、十五歳。守護霊はセルガ、眷属は炎と霧。 日和ほどではないが、夜霧家も高い地位を確立している。ウィリネグロスの封印を解いたセルガからブレスレットを継承。 宵宮 泉 (ヨイミヤ イズミ) 日和と同じく国内五大富豪の一つに称される宵宮家の社長令嬢、十五歳。守護霊はサラ、眷属は闇と鉱。 私立明英学園中等部において、彼女を「美人譲」として知らない者はいないと言われるほど有名。 □ 咲が丘中学校 水沢 雫 (ミズサワ シズク) 音色と中学校生活三年間同じクラスで親友。 非常に勘が鋭い。中学二年生のときにミス咲が丘(文化祭の際に行われる校内美人グランプリ)の座に輝いた。 原 光之 (ハラ ミツユキ) 雫の彼氏。遅刻魔で陽気な性格だが、運動神経はやたらいい。親しい人間からは「ミツ」と呼ばれる。 □ 流水家 流水 温子 (ナガレ アツコ) 音色の母。サバサバとした性格で、個性的で凸凹な流水家を取り仕切っている。 流水 孝之 (ナガレ タカユキ) 音色の父。流水家は世間で言うところのカカア天下のため、彼は威厳を妻の温子に譲っている。 流水 律 (ナガレ リツ) 音色の弟。小学四年生だが大人びており、彼の考えは大人に近いものがある。 勉強はあまりしなくてもテストで九割を取るなど、家系からすれば珍しいいわゆる天才型。音色とは正反対の性格。 □ 緑木家 緑木 栄之助 (ミドリギ エイノスケ) 日和の父。旧財閥として有名だった緑木家の名をさらに世界に広め、その地位を不動のものとした人物。 古くから携わってきた金融業に加え、今では旅行客をターゲットにしたリゾート業にも手を伸ばしているなど行動的。 緑木 綾乃 (ミドリギ アヤノ) 日和の母。旧家の出身で、大学を出てすぐに栄之助と婚約、結婚し現在に至る。かなりの若作り。 音色や日和の行動の不可解さに薄らと気づいている。リーネ曰く、「身に纏う雰囲気が母に似ている」らしい。 ■ 前世篇 リーネ・クロルド (Line Crold) 元シュラート国の王家の末裔。諸々の事情によりエターリア国の王妃となる、十五歳。眷属は水と風。 銀髪で碧眼という類稀なる容姿を持つ。物心つく前の記憶の一部を喪失していた。ときに大胆な行動に出ることもある。 サーン・フラキトネス (Sahn Frakitness) エターリア国の自由気侭な王子、十五歳。のちに王位を継いで国王となる。眷属は地と光。 容姿は見事な金髪碧眼。城では清く正しく振舞っているが、外に出ると反抗心旺盛。言葉遣いもかなり悪くなる。 セルガ・スライティ (Serga Slytie) シュラート国本家の若き王、十五歳。国には珍しい漆黒の黒い髪に黒い瞳を持つ。眷属は炎と霧。 幼少の頃にリーネとの婚約話が持ち上がるが、諸事情により破棄。現王妃はサラ。 サラ・ユーヴェル (Sarah Ewell) シュラート国の貴族の娘だったが、セルガに神の力を見初められて彼の王妃となる。十五歳。眷属は闇と鉱。 流れるような黒髪に黒曜石のような滑らかな瞳を持つ。スタイル抜群の美少女。 □ エターリア国 ハロルド・バーゼルト (Harold Baselt) サーン専属と言ってもいいほどサーンにこき使われている召使い。 平和主義者であり博愛主義者でもある。そのため王家気質のサーンにはいつも振り回されている。 ジョン・レスター (John Lester) エターリア国の中層の民。大家族の長男で、下には多くの妹と弟がいる。十五歳。 □ シュラート国 アライネ・クロルド (Aline Crold) リーネの実母。元はエターリア国の有力貴族の娘。 彼女もまた娘のリーネと同じく見事な銀髪と碧眼を持つ。病弱であるが凛としていて心が強い。 ■ その他人智を超えたもの 神 すべての起源である大宇宙を創った女神。音色たちの魂は、本来神の魂が分裂したものである。 ウィリネグロス (Willinegros) 濃く長い銀髪と同じく銀の瞳を持つ少女。外見年齢は十歳前後。年齢に合わない大人びた喋り方をする。 神の力を継承していないにもかかわらず莫大なまでの鋼の力を持つ。 BACK |