シルヴィオの自分を拒絶するあの冷めた視線を思い出すと、どうしても苦しくなる。
果たして彼はもう一度会ってくれるのか、いや、それ以前に彼に会っていいのかさえ分からなくなる。

諦めが悪いのかもしれない。あんなにきっぱりいらないと言われたのに、それでもサシャの言葉を受けて、まだ彼に期待してしまう自分に自分で失望する。
だが、もう一度だけ、最後にもう一度だけ確かめたい。
真澄は決意してからゆっくりと深呼吸すると、目の前に立ちはだかる大きい扉に手をかけた。









Kummer  -07









もっと早くに彼女を突き放していればよかったのだ。
出会った当初、どこからどう見ても他国のスパイにしか見えなかった彼女を、そのままどこかへ追放していればこんなことにはならなかったのだ。

しかしもやもやとした霧のような奇妙な違和感が彼女の周りにはあった。
どこから城内へ侵入してきたのかはいくら時間が経っても依然として不明、それと彼女の言動はスパイにしては色々と至らない点が多くありすぎた。
だからせめて彼女がここにきた理由だけでも明らかにしておこうと思った。他意はない、ただそれだけだった。

だが先日連れて行った庭園で彼女が急にどこかへ走り出そうとした時、驚いた。
まるで庭園の向こうの淡い色彩の世界へそのまま風に乗って溶け込んでいくような錯覚にとらわれて、どこへ行くのかと、いっそどこへ消えてしまうのかと考えだけが先走って、結果思わず彼女の腕を掴んでいた。
事の成り行きとは言え触れた彼女の黒髪の感触や、抱きしめた時の戸惑ったような仕草も、思い出すだけでなぜかひどく離しがたかった。

しかしその手は離さなければならないものだと決めたはずだった。
国と自分の都合を天秤にかけるまでもない。そんな自分勝手な王が君臨する国は、すぐに潰れるのがオチだ。
あいつをここから逃がそうと思う。先日見舞いにきたと言うわりに楽しそうな表情のサシャにそう言ったら、彼は驚いた顔で返してきた。

―――気に入っていたんじゃなかったの?

気に入るわけがない。あんなじゃじゃ馬、いるだけで迷惑なだけだ。
容姿さえ特別に優れているわけでもないどこにでもいる十人並みの少女。どこにも気に入る要素などありはしない。あるわけがない。

「シルヴィオ様」

自分の名を呼ぶ声に気付いたシルヴィオはなんとなく顔を上げた。
執務机を挟んだ目の前には、さっきまではいなかった一人の侍女が恐縮して立っていた。彼女は執務机の椅子に深く腰掛けている自分をおどおどしながら見ている。

「……なんだ」
「真澄様の荷物の仕度はいかがしましょう」
「ああ、そのまま続けろ」

シルヴィオは言いながら、ちらり、といつもとは違って扉が開け放たれている隣室を見やる。
今まで真澄の部屋だった場所では、どうやらこの侍女以外はみな荷作りに精を出しているようだった。真澄の部屋に座り込んでいる侍女たちは、時折こちらの様子を気にしながらも手元を休める素振りを見せない。

しかしシルヴィオが隣室から目の前へと視線を戻しても、机を挟んで立つ侍女はまだ解せない顔をしていた。
恐らく今自分がいった言葉も、彼女は完全には理解していないのだろう。そうと分かったシルヴィオはいかにも億劫そうな口調で返す。

「あいつも仮に隊長の身分だ、今の状況と真澄の身の上くらい分かっている。それに、だ……」

真澄を連れて行ったサシャの姿を思い出す。するとなぜかは分からないが無性に腹が立った。

「いざとなったらサシャごと放り出す。心配いらねえ」

ぎらりと光ったシルヴィオの鋭い銀の双眸と、同時に放たれた冷徹な雰囲気に、彼の前に立つ侍女はおろか隣の部屋で荷作りに勤しんでいた数人の侍女までもが顔を上げなくともびくりと身体を震わせた。

「え、ええとあと……」
「今度はなんだ」
「真澄様用のドレスですが、ご要望ありました五十着は鞄にとても入らないかと。いかがしましょう?」
「お前たちに任せる」
「は、はい」

彼女は慌てて返事をすると、そのままさっと踵を返して隣室に戻っていった。

「どうしましょう……。どう足掻いても七着が限界ですわ」
「ここはいっそ最初から詰め直してみましょうか」
「ええ、それが良策でしょう」

開け放たれた扉の向こうの部屋から、途端に侍女たちの囁き話が聞こえ始めた。
それを快く思わなかったシルヴィオの心中を察したのか、今日の日程確認のため傍に立っていた一人の秘書が口を挟む。

「シルヴィオ様、そろそろ……」
「そうだな」

長い息を吐いてから、シルヴィオは椅子からゆっくり立ち上がった。

「これから軍の幹部と会議だ。数時間で終わる。それまでに支度を終わらせろ」
「はい」

隣室にいる侍女たちに声をかけてから、秘書を伴って歩き出す。
とにかくこの一件は保留だ。なにかあとで問題が起こればその時はその時で対処すればいい。
シルヴィオはだいたいそんなことを考えながら大きい扉を開けて部屋から出ようとした。

しかし扉を開けたとき、その扉の向こうにいた人影に思わず我が目を疑った。
なぜなら彼女はつい先刻サシャに連れ去られたはずだった。今彼女がここにいる理由など、とてもではないが思いつかなかった。

「真澄様!?」

彼女の存在に気付いたらしい、後ろにいた秘書が驚いてその名を口にするのが聞こえた。
もちろんこの時の自分の視界の真ん中にも彼女の姿はくっきりと映っていた。しかしどういうわけか認めたくはなかった。
彼女がここにいるわけがない。これは誰だ、目の前に立つこの少女は誰だ。

だが確かに彼女は「真澄」に他ならなかった。
なによりも黒の瞳でこちらを戸惑ったように見上げる顔は、どうあっても間違えようがなかった。







ほんの一瞬前に固めた決意は、あまりにも脆く崩壊していた。
いや、まさか自分が扉を開ける前に勝手に開くとは思わなかったのだ。
扉の取っ手に手をかけようとしたまさにその瞬間、勝手に扉が開いてしまった。それは恐らく、いま自分の目の前に立っているシルヴィオによってであろう。

銀色の髪と同じく透き通った銀色の瞳が、疑う余地もなく真っ直ぐに自分の方を向いている。
真澄はそう考えた途端、この場所に来るまでに考えておいた弁明の文句をすべて忘れた。

「……あ、あの、シルヴィオ」
「何故戻ってきた?」

だがそれでも真澄がその場凌ぎで、何でもいい、何かを言おうとする前に、シルヴィオの冷淡な言葉が遮った。

「お前はサシャの女だろう。とっとと去れ」

シルヴィオはこちらを睨みながらそれだけ言うと、部屋の扉を閉めてそのまま部屋の中に戻っていこうとする。
扉が開いた時に垣間見えたシルヴィオの表情は少しだけ驚愕していたようにも見えたが、今はまたさっきの、厳しい顔に戻っていた。

ぶちん、と堪忍袋の緒の切れた音が聞こえたような気がした。
彼はなにも分かっていないのだ。そう考えたとき、歯痒さを通り越して頭に血が上った。
サシャが自分をここから連れ出した理由を、周囲の人間がシルヴィオに心の底から忠誠を誓っているのだと言うことも、彼は、なにもなにも分かっていない。

それなのに彼は当然の如く「国王」だと主張するのだから笑えてくる。
他人の心を推し量ろうともしないでなにが国王だ。他人の信頼を踏みにじる人間が、同じ人の上に立てるものか。

真澄は無意識の内に閉じられかけた扉に手をかけて、それを勢いよく強引にこじ開けていた。
そしてこちらに向けられていたシルヴィオの背中を見つけるや否や、ありったけの力を込めて蹴りを入れた。

「な……っ」
「馬鹿!阿呆!この単細胞!」

まさかドレス姿のまま蹴られるとは思ってもいなかったのか、シルヴィオは今までにない驚き顔でこちらに振り返った。
しかし真澄はそんなシルヴィオの表情を気にすることもなく早口で続けた。

「言っておくけど、あたしはシルヴィオの秘書を降りたとは思っていないんだからね!そっちが最初にあたしを任命したのよ。なら、シルヴィオが行くなら槍が降る中でも剣が生えている場所でも地獄の淵でもどこまででもしつこく付きまとってやるわ!」

人を指差してはいけないと幼い頃に親から教わった記憶があるが、この時ばかりはそんなことを忘れてシルヴィオを指差して畳みかける。

「知ってるのよ、この国が戦争をしてるんだってことくらい!そんな中であたし一人だけぬけぬけと他国に逃亡なんて、たとえ追放だとしても冗談じゃないわ!」

今まで心の中に溜めていたことが独りでに口をついて出る。こうしてまくし立てる自分は自分ではないみたいでもあった。
恐らくこんなに大声で辺り構わず喚き散らしたのは、人生において初めてのことで相違ないだろう。

「……真澄」
「なによ、なんでもかんでも勝手に一人で背負い込んで!周りの人がどれだけあんたのことを心配しているのか気付かないくせに!だから秘書が七人も必要になるのよ!」

感情に任せて言い切ると、少しだけ怒りが落ち着いて冷静になった。そこで真澄は、自分の手が震えているのに気が付いた。
情けないな、と思う。言うだけ言っておいて心のどこかで怯えているのか、それともこれは単なる武者震いなのか。
シルヴィオは真澄のその言葉からしばらくして口を開こうとしたが、言うことが見付からないようで、眉間に皺を寄せたまま視線を横に逸らした。

「あたしは自分の意思でここに残るの」

語調をさっきよりも格段に弱めて、真澄はシルヴィオを見た。

「いいの?あたしがここからいなくなったら、あんたはもう大声を出してストレス発散なんてできなくなるわよ。どうでもいい雑務をする秘書が一人減ることになるのよ。あたしがいなくなったら、シルヴィオ、後悔するわよ」

これが、ここ数時間で自分の出した答えだった。
シルヴィオの元にいれば今後なにかしら問題が起きることはほぼ間違いないだろう。
だが、それでもここに、ラルコエドに残りたいと思った。理由は分からなかった。しかし理由がなくても、自分が今いるべきなのはここだと思った。

「あたしは、後悔する」

真澄はその言葉を最後にして、黙った。
シルヴィオの傍にいる、多分自分よりいくつか年上の一人の秘書の少女は心配そうにシルヴィオを見ている。

もしかしたらサシャが諭してくれた道とは別の道を闊歩してしまったかもしれないと、しばらく沈黙が続いたあとで思った。
シルヴィオはまだこちらを見ずに、どこか斜め下を向いたまま真剣な顔をして口を閉ざしている。
するとなんの前触れもなく、シルヴィオは何事もなかったかのように顔を上げるとこちらに歩いてきた。

いったいなんなのだろうか。少し身構える真澄の傍でシルヴィオは立ち止まる。
と同時に、彼の右腕が滑らかな動作で持ち上がった。

「い……っ!」

真澄の左頬は、伸びてきたシルヴィオの右手にとらえられるとそのまま掴まれて横に引っ張られる。
シルヴィオはそんな真澄を見てふんと鼻で笑うと、呆れた顔をして言った。

「ほーお、よく伸びるよく伸びる」
「伸びてなんかない!っていうか、頬痛い痛い!」

手加減を知らないシルヴィオに必死に抗議するが、本人はまったく意に介さないつもりらしい。
それでも真澄はなんとか離してもらおうと、力及ばずながらも奮闘した。
まったく踏んだり蹴ったりな一日だ。なんだか自分の境遇に泣けてくる。いや、本当に涙が出てきたような気がする。主に痛みが原因で。

「……もう、なんなんだよ」

ふっと、いきなり彼の手の力が緩んだので、真澄は反抗するのをやめて驚いて彼の顔を見た。

「俺の周りには人の邪魔ばかりするやつしかいねえのか。まったくどいつもこいつも……予定狂わせやがって」

深い溜め息が彼の口から漏れて、シルヴィオはそのまま力をなくすようにしてその場に座り込もうとする。
しかし依然として彼の右手は真澄の左頬を掴んだままである。
座り込むシルヴィオに半ば強引に引っ張られる形で、真澄は前のめりになり、シルヴィオの胸にぶつかった。

そうしてシルヴィオが完全に床に座り込んだとき、真澄はシルヴィオの胸に完全に身を預けていた。
普通こういう場合の男女の位置は逆ではないだろうか。ふとそんなことを考えたが、言うとまずいと思ったのでやめた。

「きゃっ!」

黄色い声に何事かと目をやれば、シルヴィオの隣の、今まで自分専用だった部屋から顔を覗かせていた侍女たちが素早く扉を閉めるところだった。
背後を振り返ってみれば、今まで部屋にいたはずの秘書が同じく廊下側に繋がる扉を、バンと向こうから大音量付きで閉めたところだった。
彼女たちがなにを考えたのかは、この状況を見れば一目瞭然だ。

「あ、ちょっと!これは違うんです!!」

真澄は慌てて身体を起こし、シルヴィオの手を解きながら大声で叫んでみるが、反応は恐ろしいほど返ってこない。
見られた場面が場面なだけに誤解を解こうとしても難しいに違いない。
真澄はげんなりと顔を曇らせて、仕方なくシルヴィオの前に正座で座り直した。

「……お前、死ぬぞ」

シルヴィオの、嫌に低い調子の声に真澄は思わず顔を上げる。

「俺の命令を聞かなかったこと、いつか後悔するからな。その時になって泣き言を言ってもお前の責任だ」
「死なないわよ」

彼の言葉の最後にかぶるようにして真澄は口を挟んだ。

「おあいにくさま。あたしはシルヴィオより先になんて死んでやらない。あたしの国の女の平均寿命舐めるんじゃないわよ。毎年軽く男の寿命上回ってるわ」

皮肉をたっぷりとこめて言った大分あとで、真澄は目の前のシルヴィオの銀の瞳が見開かれているということに気が付いた。
彼のその表情を見て、真澄はすぐに自責の念に駆られた。
どうして懲りもせずにまたシルヴィオに逆らってしまったのだろう、これでは国外追放だと言われても仕方ない。真澄は今度ばかりは覚悟した。

しかしシルヴィオはなにも言ってはこなかった。
そればかりか、しばらくしてからシルヴィオの銀の瞳がこちらを向いた。その瞳は驚くことに怒ってもいなく、呆れてもいなかった。

本音を言えば、真澄はこのとき、出合ってしまった視線を逸らしたかった。
だが、ここで逸らしてはなにかいけないような気がしたので、負けじとシルヴィオと視線を合わせたままにしておいた。
シルヴィオの右手がまたも自分の左頬に触れてきた。しかしさっきのように強くつまんで引っ張ることはなく、壊れ物を扱うようにどこか優しかった。

だが真澄は、このままではまずいと思った。
大した根拠はなかったが、真澄はとっさにそう考えると、浮きかけたシルヴィオの肩を両手で押し返した。

「え、ええと、シルヴィオ!」
「……なんだ」
「と、とりあえず、あたしはここにいていいの?」

一拍置いて、はーと気抜けしたようなシルヴィオの溜め息が聞こえた。

「……お前、本当に馬鹿」
「なっ!?馬鹿って言う方が馬鹿なのよ!」

額に手をやって再度溜め息を漏らしながら、シルヴィオはかったるいと言わんばかりに口を開く。

「さっき自分でここに残るって宣言したのはどこの誰だよ」
「あ、あたしです!」
「なら俺が追放するって言ったら大人しく追放されるのか?」
「それはシルヴィオがあたしを追放したいってこと?」

珍しく返事に窮したのか、シルヴィオは不機嫌な調子で、今まで話していたこととはまるで違う話題を引っ張り出してきた。

「だいたい、サシャの女になるって話はどうした」
「え?そ、それは丁重にお断りしましたとも!」

とは言え、あれはサシャがついてくれた嘘なのだ。
シルヴィオにそのことをどうやって伝えたものだろう、と真澄が考えあぐねるより先にシルヴィオが喋り出す。

「サシャはあれでも一小隊の隊長だぞ。不自由はないと思うけどな」
「だから!なんで好きでもない人と結婚しなきゃいけないの!」

シルヴィオの言葉に躍起になって返す。すると彼は途端に面食らったような顔をした。
そこで真澄は慌てて口を噤むと、羽目を外した自分を繕うわけではないが言い直した。

「えっと、サシャさんは確かに優しくて、模擬試合では剣も強いんだって分かったし……」
「俺への嫌味か」
「あの輝く美貌だって本当に羨ましいし。でも……」

真澄はぐっとドレスの裾を固く握った。
ここで言い切っていいのだろうか。シルヴィオはまだ自分をこの城に留めてくれるだろうかと言う不安が、頭の片隅をよぎった。

「あたしは―――」

まだシルヴィオの秘書だから、と言おうとした。
しかしシルヴィオの手が伸びてきて、そのまま頭を引き寄せられて彼の胸元に押し付けられて、言うことができなかった。

「お前のカミングアウトは聞きたくない」

いつも通りの無愛想な低い声が頭上から響いてくる。
けれどそれがいつもと少し違ったのは、その響きの中になにか切実というか痛切なものが込められていたからだった。

「ここに、いてくれ……」

静かに紡がれたシルヴィオのその言葉が、耳元で幾重にも反射する。
なぜか胸がじんわりと熱くなった。ここにいてもいいのだと思ったとき、安堵のあまり全身から力が抜けそうになった。

それからすぐに、答えなければ、と思った。安堵したそれゆえに、返答しておかなければと焦った。
しかしなんと答えればいいのかが分からなくて、真澄は代わりに手元にあった彼の衣服をぎゅっと握った。

確かその日もラルコエド国の空は快晴で、殺伐とした季節は初めてラルコエドに来た日とまったくと言っていいほど変わり映えせず、どちらかというと冷涼な空気も普段通りだった。
穏やかな昼の時間帯に風はゆっくりと空を泳ぎ、広い部屋の窓をかたかたとゆらす音だけが聞こえる。
時間は悠然と流れていく。そんな中でいつまでも真澄はシルヴィオの服を固く握っていたし、シルヴィオも引き寄せたきりこちらに触れようとはしなかった。
だが不思議と、そうしていた方が幸せだと思えた。

(……だめだ)

この世界に飲み込まれてしまいそうだ。この雰囲気を手放せなくなってしまいそうだ。
そんな自分を自覚したとき、真澄はもう二度と元の世界に帰れなくなるような、言い表しようのない感情にとらわれた。
しかし元の世界に戻るのだという確固とした決意は、今更揺るがしようがないのも事実だった。

とりあえず今は、今だけはこの場に留まる。それだけにしよう。そう思って真澄はそっと目蓋を閉じた。
ああ、どうやらあたしはほんの少し、こっちの世界に未練があるみたいです。













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2009/03/06